節分お楽しみ会の前日、豆炒りを行いました。
鬼は怖いだけではなく、自分の中の良くない部分が鬼として現れて悪さをするんだよ、という話をしました。
ちなみにみんなの心の中にはなまけ者オニ・食いしんぼオニ・怒りんぼオニがいるとの事でした。
何故その鬼を退治できるのは豆なのか、何故炒った豆なのかなど、ペープサートで学んでから豆炒りをしました。
ホットプレートで大豆を炒っていますよ。
小さい子も保育士と一緒にヘラを持って炒っています。豆がコロコロして楽しそうでした。
炒るにつれて香ばしい豆の匂いが保育園中に漂っていましたよ。
さあ、明日は炒って強くなった豆でオニをやっつけるぞ!とやる気十分の幼児さん達でした。
さて、節分お楽しみ会当日。
まずは子ども達が作ったお面と豆入れのお披露目です。
各クラスカラフルで可愛らしいですね♪
その後は節分〇✕クイズをしました。
節分に食べるものはお寿司である、〇か✕か⁉
節分で投げるものはアメである、〇か✕か⁉
など、昨日ペープサートやお話の中で学んだ話がもとになっているので
みんな昨日の話を思い出して元気良く答えてくれましたよ。
豆まきの歌も上手に大きな声で歌ってくれました。
それでは、豆まきスタート!
大きいですが可愛らしい顔をしたオニに「おには~そと!ふくは~うち!」と豆をぶつけましたよ。
小さい子は安全に考慮して紙で作った豆をぶつけています。
ホールでも2歳児さんから幼児さんまでオニに豆をぶつけ、心の鬼を退治しましたよ。
豆まきが終わった子は随時お部屋に戻り、あとは年長さんを残すのみ。
ホールの壁が ドンドンドン! ドンドンドン!
ギョッとする年長さん。
鬼が来た!!!
オニを見て動けなくなる子や慌てて隅に逃げる子、その後ろに入り込もうとする子など
ホールの雰囲気は一変。
一緒にいた保育士に促され、鬼を攻撃するかのように豆を投げる子ども達。
「鬼は外ぉ~鬼は外ぉ~」と半泣きでやっつけようと必死です。
オニは棍棒を振り回して大暴れしていましたが、やがて豆の威力か徐々に弱ってきて……。
その時、
年長さんの中から頼れる勇者が!あの恐ろしいオニに一人立ち向かい、何と金棒を抑えているではありませんか!
オニはびっくりして大慌て、金棒を取られまいと必死です。
他の年長さんもここぞとばかりに豆を投げて応戦。
すっかり弱ってしまった鬼はよろけながら逃げて行きました。
「やったーオニをやっつけたぞ~!」大喜びの年長さん、自信がみなぎっています。
怖がっていた子どもたちも鬼が居なくなってほっとしています。
鬼とは、みんなの心の中にいたなまけ鬼・食いしんぼ鬼・怒りんぼ鬼で、
それを頑張って退治できたね、また心の鬼が来ないようにしようね、と締めくくりました。
落ち着いたところで給食を食べ、大豆の砂糖焼きを歳の数プラスひとつぶ食べましたよ。
写真は保育士の分です。さて何歳でしょう⁉
子どもたちも甘くて美味しいので、もっと食べたそうにしていましたよ。
しばらくは心の鬼である なまけ鬼・食いしんぼ鬼・おこりんぼ鬼も静まってくれる事でしょう。